こんにちわ。
富山市の社労士×食品コンサルタント、渋谷恵美です。

前回より、4/1~の期間が対象となるコロナに関する助成金についてお伝えしております。
第1回目は「雇用調整助成金」についてお伝えいたしました。
第2回目の今回は新型コロナウイルス感染症によって小学校や保育園等が休校・休園になった際に使える助成金についてのお話です。

昨年からも同じような助成金はありましたが、内容が大幅に変更しておりますのでご注意ください。

要件は?

以下の3つに当てはまることが必要です。

●小学校等が臨時休業等になり、それに伴いその子どもの世話を行う必要がある
 方が取得できる特別有給休暇制度(賃金が全額支払われるもの)について、
 就業規則等に規定し いること。

●小学校等が臨時休業等した場合でも勤務できる両立支援の仕組みとして
 次のいずれかを制定し、社内に周知していること。
   ・テレワーク勤務
   ・短時間勤務制度
   ・フレックスタイムの制度
   ・時差出勤の制度
   ・ベビーシッター費用補助制度 等

●労働者一人につき、特別有給休暇を4時間以上取得させたこと。

このように、今年度からは「両立支援の仕組みづくり」が必須となります。

支給額は?

1人当たり5万円です。

以前は1日最大1万5千円×休んだ日数でしたが、今回からは一律5万円となります。
4時間以上の休業さえすれば、何日休んでも金額は変わりません。

もうすでに休校になって休んでしまっている場合

あとで特別休暇に振り替えてもOKです!
その代わり、申請時までにしっかり上記のいずれかの制度を制定し、就業規則等に明記する必要があります。
それさえクリアすれば、今からでも間に合いますよ!

最近は富山でも子供が陽性となったことでその子が通う保育園等が休園になっているケースも増えています。
感染者がまた増えてきている中、しっかりと準備だけでもしておいたら安心ですね!