「商品開発」はアイディアを出すだけではない!
「商品開発の仕事ってどんなイメージがありますか?」と聞くと、よくこのような返答が返ってきました。
「どんな商品にするかを考える仕事!」
確かに、商品を開発する上で「どんな味にしようか」、「どんな形にしようか」など、そのアイディアを出すことは非常に大切です。
ですが多くの方が、アイディアを出すことだけが商品開発の仕事だと思っていらっしゃるようです。
商品開発=商品のアイディア出しではありません!
その誤った考えをで進み続けることは危険であるように思います。
商品開発とは?
商品開発には大まかに言うと以下のような内容が含まれます。
・市場分析、マーケティング
・コンセプトづくり
・商品の形づくり(試作等)
・利益計算
・テスト販売
・軌道化(ラボから工場での生産へ)
・各種テスト(賞味期限設定のためのテスト、現場試作品の品質テスト等)
・販売後のフォロー(売り上げ調査、改善等) などなど・・・
これ以外にももっと多くの作業が含まれます。
そして、この1つ1つの作業はボリュームも大きいものです。
例えばコンセプト1つをとってみても、決めるべき内容は多岐にわたります。
味はどうするか?形は?色は?価格帯は?量は?大きさは?
特徴は?ライバルとの優位性は?ネーミングは?
利用されるシーンは?ターゲットは? などなど・・・
さらに言うと、これらはただ思い付きで決めるものではなく、マーケティングや市場調査を通してしっかりとした裏付けが必要となってきます。
裏付けがしっかりできていればいるほど、それらすべての項目がちゃんと紐づけされ、どの内容を見てもブレのないものへとつながっていきます。
分析作業は大変地道なものです。
これだけ見ても、商品開発とは派手でキラキラしたものではないということがわかっていただけたでしょうか?
そして、だからこそその方法や知識というものが、商品を作り出す上での近道となってくるのです。
食品表示とは?
2015年4月1日より、新しい食品表示のルールとして「食品表示法」が施行されました。
旧のルールからの移行期間も設けられておりましたが、それも現在は終了。
2020年4月1日からは、食品表示法に定められたルールにのっとった内容を商品に記載していないと、食品は販売できなくなっております。
(レストラン等でメニューを提供する場合や包装されていない加工食品などは食品表示法の対象ではありません。レストラン等で、仕入れたものをそのまま販売する場合は食品表示を記載する必要があります。)
しかし、この表示の作成、すごく難しい。
特に「原材料名」の内容は、レシピにある原材料を一般名(一般的に広く知られている名前)に直し、多いものから順番に並べていかなければなりません。
添加物が入っているとそれは別に考えます。
複合原料はルールに従ってさらに内訳を( )を付して記載する必要がありますし、アレルギー物質が含まれている際にはそれも抜き出して表記しなければならない。
言い回しも決められています。
これを1から独学で覚えようとなると、特に配合が複雑な商品を扱っている際はかなりの時間を割かなければなりません。
しかし、食品表示は上記でもありました通り、表記していないと販売を行うことができないと法律で定められておりますし、取引先によっては根拠資料を求められることも。
今後生き残るためには避けては通れない道なのです。
しぶやめぐみ社会保険労務士事務所ができること
商品開発は、起業や独立、その後の運営をする上で欠かせないものです。
例えば飲食店であれば提供するメニュー、製造業であれば製造する製品、サービス業であれば提供するサービスやイベント内容等、商品開発はどの業界にもついてくるものです。
私は主に食品業界で商品開発を行ってきましたので、食品をどのように開発していくかは一通り経験しているつもりです。
また、開発した商品の月の売上が億超えしたことも経験しております。
商品開発にお困りの際は是非お声がけください。
また、食品表示におきましては民間資格である「中級食品表示診断士」も取得し、相談業務にあたっております。
相談業務だけでなく、作成代行や作成された表示内容の確認、および取引先への提出資料の作成アドバイス等も行っております。
食品表示にお困りの際は、こちらもご連絡ください。
また、当事務所では開業・起業支援パックをこれから起業する方~起業後1年程度の方向けにご提供しており、その中で商品開発への基礎知識についてもお伝えさせていただいております。
また、一般企業の方へもセミナー等を通して内容の提供を行っております。
ぜひご活用いただければ幸いです。