育児休業給付金は原則子供が1歳になるまでの間支給されるものです。
ですが、「パパママ育休プラス制度」を利用した場合、支給期間は子供が1歳2ヶ月になるまでに延長されます。
本日はこの制度についてお話ししたいと思います。

パパママ育休プラス制度って?

「パパ・ママ育休プラス制度」は、両親がともに育児休業をする場合で、以下の要件を満たした時に、育児休業給付金の対象となる子の年齢が、1歳2か月にまで延長される制度です。

① 配偶者が子供が1歳に達するまでに育児休業を取得していること
② 本人の育児休業開始予定日が、子供の1歳の誕生日以前であること
③ 本人の育児休業開始予定日が、配偶者の育児休業の初日以降であること

つまりこんなイメージです。

ちなみに、パパママそれぞれが取得できる育児休業の可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません。

パパママ育休プラス制度の利用とこれからの働き方

人手不足が叫ばれる現在、ますます女性の活用に注目が集まっています。
特に出産や育児のために離職するママ達を減らしていくことは、人手不足の改善という点からだけではなく、第一線で働いていた手を留め企業の生産性をキープするという点でも大変有効です。
ママ達が離職することなく長く仕事を続けていくためには、パパの育児協力は欠かせません。
パパママ育休プラス制度を利用し、ママの育休明けのしばらくの間パパが育児を手伝ってくれれば、ママの社会復帰もスムーズに行えます。
(例えば子供って、保育園に通いだした当初はすぐに風邪をもらってきてしまいます。せっかく復帰したのに欠勤続きでは仕事へのモチベーションも下がりますし、働くことが難しいと思ってしまいがちなんです。)

社員の生活のためにも、そして会社の利益のためにも、パパママ育休プラス制度の活用をお勧めいたします!