新型コロナウイルス感染症の感染者、富山ではついに0人となりましたね！
飲食店や複合商業施設等にも人が戻りつつあり、以前のような生活がやっとできるようになってきました。
しかし、経済の状況はというと、こちらはまだまだ時間がかかりそうです。
今もなお以前の売上に戻らない、あるいはオーダーが来ず生産量を上げられない、結果従業員の休業をせざるを得ない、という企業も多いです。
そんな中「雇用を守る出向支援プログラム2020」という制度が発表されております。
今回はこの制度についてご紹介いたします。
「雇用を守る出向支援プログラム2020」とは？
公益財団法人産業雇用安定センターが行っている取り組みです。
今回の取り組みでは、新型コロナウイルス感染症の影響により、一時的に雇用過剰となっている企業から人手不足が生じている企業との間で雇用シェア（在籍型出向）の活用を推進しています。
双方の企業に対して出向のマッチングを無料で行っています。
雇用シェアという考え方
個人的には、今後この「雇用シェア」による雇用維持というのも進んでいくのではないかと思っております。
今後日本の人口は減少するばかりで人手不足もますます深刻となってくるでしょう。
とくに製造ラインや販売店など「一定の人員がいないと成立しない」業務の場合、1人でも欠勤になってしまったら、死活問題。
今後ますますそのようなぎりぎりの状態が各企業で起こりうるのではないかと考えます。
その際、「雇用シェア」を活用できれば問題を乗り越えることが可能です。
新型コロナウイルスの影響により、苦しい中ではありますが「ピンチはチャンス」ととらえ、新しい働き方、従業員の活用の仕方も考えていく良い機会ではないでしょうか。
「雇用を守る出向支援プログラム2020」問い合わせ先
各県庁所在地に当センターの事務所が設けられております。
相談も無料ですので、気になられた方はお問い合わせください。
※産業雇用安定センターとは
企業間の出向や移籍を支援することにより「失業なき労働移動」 を実現するため、1987年に国と事業主 団体等が協力して設立された公益財団法人。
設立以来、21万件以上の出向・移籍の成立実績があります。